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フリーランス、副業時代の実態

 

 

事業を初めて早4年が経過をし、4月からは5年目に突入します。

 

我々の事業ドメインでもありますフリーランスや副業の市場は、ここ数年で一気にビッグワード化し、今では新規参入する大手企業も多々あり、群雄割拠な時代に突入した感覚を覚えるようになりました。

昔、リクルートや古巣であるインテリジェンス(現 パーソルキャリア)が転職市場を創っていった時代のように、多くの類似サービスが立ち上がっては姿を消す、現代のHR市場。我々Growtherも同様に、様々な試行錯誤を重ねる中で、本当の”あるべき姿”を模索し続けてきました。

その中で、見えてきた一つの兆しが、”オフラインフリーランス市場のオンライン化”という、一見すると矛盾するかのような壁への挑戦でした。

 

議論を進めるにあたり、前提条件を整理します。

 

⒈ フリーランス・副業者の増加


様々なメディアやニュースでも取り上げられている”働き方改革”や”副業解禁”というワード。実際にフリーランスや副業人口は2017年時点で1,122万人(市場規模18.5兆円)まで増えており、年率5%程度ずつ増加傾向にあります。(ランサーズ社調べ)

現在の予測範囲でも2020年には2,301万人までの増加が見込まれており、その人口全体が年間に稼ぎ出す年収総和は40兆円に上ると言われています。飲食やアパレル、広告産業を足しても追いつかない大きさの規模。労働人口の3割近くがフリーランスや副業を通じて家計を支える時代がくると考えれば、確かに納得感がありますね。

 

⒉ クラウドソーシング市場の拡大


フリーランスや副業人口の増加も相成って、クラウドソーシング市場も年々着実に拡大をしています。2016年に950億円だった市場規模は2020年には2,950億円、約3倍になる見通となっています。(矢野経済研究所調べ)

さらにその先2030年にはオンラインで仕事をするフリーランスが約50万人になり、市場規模自体も1兆円に拡大すると言われています。

⒊ 希望と実態の乖離


上述のように、フリーランスの増加に伴い、クラウドソーシング市場も拡大傾向にある反面、二つの市場を比べてみると大きな課題に気づきます。

・フリーランス・副業市場:18.5兆円 ※2017年

・クラウドソーシング市場:950億円 0.095兆円 ※2016年

なんと、クラウドソーシング市場は全体フリーランス市場の約1/200しかないのです。全体の0.5%。人口ベースで見ても、フリーランス全体が1,100万強に対して、クラウドソーシング活用人口は数万人と言われいているので、大体同じぐらいの差異なんですね。200人に1人程度。

ということは、逆を返すと現代においてのフリーランスはオフラインで活動している人々がほとんどであり、2030年あたりの数字を見ても、オンライン化は爆発的に改善されることはなく、粛々とオフラインフリーランスユーザーが増えていく傾向にあるのです。ちなみに、2030年の予測データは以下の通り。

・オフラインフリーランス市場:約2,000万人 約40兆円

・オンランフリーランス市場:約50万人 約1兆円

(ランサーズ「フリーランス実態調査2017」引用)

 

ここまで読んでいただけた方々には、フリーランスや副業、リモートワークやクラウドソーシングの台頭と騒がれる現代の実態が少し垣間みえてきたのではないでしょうか。

後半では、なぜこの乖離が生じてしまい中々改善を図ることができないのかについて、実態を捉えた上で、どのような進化をなしていくべきなのかを書き綴っていきますので、お楽しみに。